反復横跳びのやり方のコツ(ポイント)・平均記録・練習方法を解説!

 

反復横跳びとは

 

反復横跳びとは、平行に100cm間隔で引かれた3本のラインを20秒間サイドステップする種目です。

 

基本のルール・やり方・方法

 

やり方・方法

 

まず、100cm間隔で平行に引かれた3本の線の中央の線をまたいで立ちます。先生の合図と同時に自分の右側にサイドステップをして、右側のラインを右足が超えるか、ラインに触れたら、次は左にサイドステップをして、中央ラインに戻ります。

その後、最初と同様のやり方で左側にサイドステップを行います。その後は、以上の繰り返しとなります。

 

ルール

 

  • 計測時間は、20秒間です。
  • それぞれのラインを超えるごとに1点加算されます。
  • ラインを踏むか超えるかしないと加算はされません。

 

反復横跳びの記録

 

中学生の平均記録

 

男子

 

1年:49点

2年:53点

3年:56点

 

女子

 

1年: 45点

2年: 47点

3年: 48点

 

高校生の平均記録

 

男子

 

1年: 55点

2年: 55点

3年:58点

 

女子

 

1年: 47点

2年: 47点

3年: 47点

 

記録を伸ばすコツ・テクニック・ポイント・裏ワザ

 

体を温め準備をする

 

反復横跳びはサイドステップを高速で行うものなのでしっかりと体を温めておきましょう。

手首、足首、肩を回したり、その場でジャンプを繰り返したり、足を高くあげたり、屈伸運動をしっかりと行いましょう。

また、実際にサイドステップを行い、計測に備えるのも良いでしょう。

 

スタートは足を肩幅より広く開き重心は低く

 

スタート時に、中央ラインをまたいだ状態になりますが、この時の立ち方は、肩幅より少し広く足を開き、腰を落とすことで重心を低くしましょう。重心が高いとすばやく動くことができないので、必ず腰は落としてください。

また、計測中も継続して重心を落とし続けてください。

 

右に行くときは左足で地面を蹴る

 

右に体を動かす際に、右足から体を動かそうとすると体の動きが鈍くなります。より早く動くために、右に行くときは、左足で地面を蹴る、左に行くときは、右足で地面を蹴るということを意識してみましょう。

 

内側の足のつま先は中央ラインに向ける

 

右側のラインを右足が超えたときならば、左足のつま先は、中央ライン(左側)に向けるようにしましょう。その逆も同様に、左側のラインを超えたときには右足のつま先を右側に向けましょう。

 

体を中央ラインの方向に傾ける

 

意識しないと右側のラインを右足が超えたときに、上半身も右側に傾きがちになります。そのように傾いてしまうと左側へのサイドステップに際して、上半身を右側から左に傾けてからサイドステップをするという段階を踏むことになります。

しかし、最初から体を左に傾けておけば、その段階を踏む必要はなくより速く動くことが可能になります。

つまり、どちらのサイドであれ、サイドステップをしたら、内側の足のつま先・上半身は、中央ラインに向けるようにしましょう。これだけでも、スピードはだいぶ速くなるはずです。

 

上に跳ばない

 

反復横跳びはあくまで、サイドステップで行うものであり、ジャンプするものではありません。さらに上方向に跳ぶとスピードも落ちてしまうので、横に行くイメージを常にもちながら行うと良いですよ。

 

 

 

練習方法・トレーニング・鍛え方

 

5mサイドステップ

 

まず、グラウンドなどの一箇所に線を引きます。そこから5mの距離に最初の線と平行になるように線を引きましょう。

やり方は、引いた2本の線の間をサイドステップで移動するというものです。ここで意識して欲しいのは、方向が変わる瞬間です。この切り返しの速さによって記録は大きく変わってきます。

行う際は、サイドステップ自体は、ゆっくり行ってもいいので、切り返しの瞬間だけは、最高速度を出せるようにおこなってください。

切り返しのときは、左に切り返すのであれば右足、右に切り返すのであれば、左足に力を入れるということを忘れずにおこないましょう。

 

メニュー 10往復 × 3セット

 

3m片足サイドステップ

 

上記の「5mサイドステップ」と同様に、今度は、3m間隔で線を引きましょう。

やり方は、まず右側の線の上に右足だけで立ちます。そしてその状態のまま、左側へサイドステップし左側の線まで行きます。次は、左側の線の上に左足だけで立ちます。後は、右足だけでたった場合と同様におこないます。

このメニューは、進行方向と逆側の足を使う練習になります。左にサイドステップを踏む際には右足、右にサイドステップを踏む際には左足を使うということを習得できるように意識を持って取り組みましょう。

 

メニュー 10往復 × 3セット

 

サイドステップ効率向上メニュー(家でできる練習方法・トレーニング)

 

まず、自分の部屋などある程度スペースのある場所で、足を肩幅より少し広くスタンスを取り、腰を落とします。そして、左足で地面を蹴るイメージで右側にサイドステップします。逆足も同様に行います。

このトレーニングでは、自分の進もうとしている方向と反対の足に力を入れることが効率よくサイドステップを速くするということを体に覚えさせるトレーニングです。意識しなくてもこの動きが習得できるまで繰り返し行いましょう。

 

メニュー 動きを習得するまで行う

 

最後に一言!

 

反復横跳びは「重心を低く保つ」、「内側の足のつま先は中央ラインに向ける」などといったちょっとした意識で変えられることでも記録を伸ばせる種目です。

また、体育館で行う場合、計測前に靴の裏のほこりやゴミなどを取っておくと、滑りにくくなって良いですよ。

 

⇒別の種目のコツや練習方法を知る